革について
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馬革horse skins
デメリットの少ないまた様々な用途で人々に愛されている高級革
そもそも馬は活発な動物のため余分な脂肪は少なく、鞣しの施しを終了した馬革はとても軽いです。その軽さはハンドバッグを小指で持てるくらい。
また柔軟性にも優れており、様々な用途として愛されてます。ただ、活発な分デメリットは傷が多いところです。しかし、元々の傷はその馬がどれだけ動いて生きていたのかを明かす証明にもなります。そんな中から敢えて傷がある方がカッコイイなんて言う人もいます。海外では馬に限らず全ての動物の革に対し如何に傷のある革を手にした際、多大なる魅力を感じると聞きます。
- コードバン部位:馬のバット(お尻)部
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馬革の中で最も最高級また最高な部位にあたる革がコードバンと言います。
コードバンは繊維が緻密で元から光沢のある非常に美しい表情のある高級素材です。
馬の中でも食肉用(農耕馬)のみを使用しており、年間わずかな数量しか手に入れることはできません。そのわずかな数量から取れるコードバンは1頭に対して30㎝から50㎝の楕円型がわずかたったの2枚しか取れません。その為、希少価値もはるかに高く最も高級素材と言えます。
参考文献
- 総合皮革化学
- 発行者:日本皮革技術協会
- 基礎皮革化学
- 発行者:日本皮革技術協会