多種多様な特質を持ち世界で最も供給されているオーソドックスな革

カーフスキン-Calf skin生後6ヶ月以内の子牛

銀面(革の表面)が平滑でキメ細かく、柔軟性に優れています。何よりも質感は最高に良く滑らかな肌触り、しっとりと肌に馴染みずっと触っていたいと思える程素晴らしい。子牛であるがため成牛に比べ傷などによる損傷は比較的少ないですが、ただ耐久性には劣えてしまう部分もございます。しかし、牛革の中でも最高級品であり供給量も少ないため希少価値のあるカーフそのものの魅力があります。

キップスキン-Kip skin生後6ヶ月～2年以内の中皮牛

カーフスキン同様、上質な革であることに違いはありません。カーフに比べやや柔軟性や質感には劣ってしまうものの、革の厚みをより厚く尚且つカーフより繊維の密度が高いため耐久性には優れています。

ステアハイド-Steer hide生後2年を経過した去勢されている雄の成皮牛

生後2年以上の牛にも様々な名称があります。ブルハイド(去勢されていない雄牛)またカウハイド(出産経験のある雌牛)などこの中で最も代表格で一般的に”牛革”と呼ばれるものがステアハイドの種です。生産量も多く、多種多様に使用されており質感なども安定さを兼ね添えた素材です。
また鞣し方や加工、仕上げでアレンジを加えることで様々な表情を作ることができます。やはり成牛ともあれ、傷などは目立ちますがそれも”生きていた証”であり、より近くに感じるものでもあります。