革について
- 革について
- 革の種類や特徴
- 塗膜の透明度
塗膜の透明度
- アニリン仕上げ
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塗膜の透明度は最も大きく、外観的に革本来の銀面模様の特徴を生かした仕上げです。均一に染色された、素上げ皮(仕上げ加工前の下地革)の表面に透明な仕上げ塗膜を形成する仕上げです。仕上げ液は着色剤としては染料が主であり、タンパク質系及び合成樹脂バインダーに配合して塗布します。
- セミアニリン仕上げ
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アニリン仕上げと顔料(カバリング)仕上げの中間的な仕上げです。銀面の傷や不均一差をカバーしながら革表面の銀面模様を残します。着色剤は、染料と有機顔料を併用し、小さな傷を目立たせなくする。上塗り膜は無色または着色剤として染料を主に使用した着色被膜を形成することにより革の表面の銀面模様を残します。
参考文献
- 総合皮革化学
- 発行者:日本皮革技術協会
- 基礎皮革化学
- 発行者:日本皮革技術協会