革について
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クロム鞣し
ある種のクロム化合物が、鞣皮性を有する事がドイツのKnapp氏により発見されてから、皮革鞣剤としての利用が検討され始めました。
1885年、アメリカのAugustus Schultz氏が重クロム酸塩と塩酸で処理する二浴法によるクロム鞣しを実用化し、1893年には、Martin Dennis氏が予め還元(6価クロムから4価クロムへ)して調整した塩基性クロム塩容液を使用する、一浴法鞣し技術を開発し、今日の鞣し法の基礎を築きました。
1961年代には、このような塩基性クロム塩を粉末として鞣剤メーカーが供給するようになり、今日のクロム鞣し技術が確立されました。
参考文献
- 総合皮革化学
- 発行者:日本皮革技術協会
- 基礎皮革化学
- 発行者:日本皮革技術協会